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八重山地区の教科書採択問題を考える報告集会が、9月4日、那覇市内で開かれました。集会では、八重山地区の教科書採択を巡り、市民らがこれまでの選定過程の在り方や、育鵬社の教科書の内容について報告が行われました。
この中で、「八重山住民の会」の大浜敏夫さんは、八重山採択地区協議会の答申通りに育鵬社を採択した、石垣市と与那国町の教育委員会での審議過程について、「中身についての議論が不十分だ」と指摘。
また、前宜野湾市長の伊波洋一さんは、「沖縄最大の課題であるアメリカ軍基地に関する記述が全くなく、教科書として採択することが許されるのだろうか」と批判しました。
このあと参加者たちは、教科書の採択を巡ってのこう着状態を打開するため、3市町の教育委員全員による協議の開催を求めるアピールを採択しました。