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県は1日、アメリカ軍・嘉手納基地、普天間基地周辺で行った騒音の測定調査の結果を公表しました。複数の観測点で環境基準を上回っていることがわかりました。
県のまとめた2010年度の測定結果によりますと、嘉手納基地周辺に設置された15の観測点の内、8地点で国の定めた環境基準を超えていました。また、夜間早朝の騒音発生回数も、嘉手納町役場周辺で月平均で484.7回と、日米政府の1996年の夜間の飛行制限合意後最も多くなりました。これは地上でのエンジン調整が主な原因とみられています。
一方、普天間基地では9つの観測点の内、3地点で環境基準を超えていました。特に、宜野湾市の上大謝名地区では、夜間早朝の騒音発生回数が前の年度、2009年度の倍以上の96.3回を記録しました。外来機の飛来が増加したのが、主な要因とみられるということです。