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県立病院の再建検証委員会が開かれ、2年連続で黒字だった県立病院の経常収支が、来年度から赤字となる推計が明らかになりました。

県病院事業局のまとめによりますと、2010年度の県立病院経常収支は、18億2600万円あまりで、2年連続の過去最高益となっています。

しかし、公表された2020年度までの収支推計では、2012年度から、一般会計からの繰入金が年50億円に落ち込むことが予定されていることや7対1の看護師配置導入による人件費、定年退職者の増加、医療設備の更新などで、経常収支はマイナスとなる見通し。

このため委員からは、県立病院経営の健全化に向けて、医師や看護師などの人材確保を早急に図ることや、給与制度の見直しなどを指摘する意見が出ていました。