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混乱する八重山地区の中学校の教科書選定問題。8月30日、県教育委員会が八重山採択地区協議会会長と石垣、竹富、与那国の教育長あてに9月2日までに合意形成し、同一の教科書にするよう通知文を送付。これを受けて、8月31日、三地区の教育長による役員会が開かれました。果たして三者の話しあいは合意に至ったのでしょうか。

8月31日の再協議は、県の通知を受けて開かれ、拍手や議事の妨害をしないことを条件に、市民にも公開されました。

協議では、法律の規定に基づき、8月31日の日付で協議会の答申通りに育鵬社の教科書を採択するよう求める石垣市・与那国町と、教科書の内容の議論が不十分だとして、さらなる議論の必要性を訴える竹富町が真っ向から対立し、物別れに終わりました。

八重山採択地区協議会の玉津博克会長は「全員の意見の一致はみられませんでしたけれども、役員会として、竹富町教育委員会に対して、答申通りの採択をお願いする要請文を出すと」話しました。

県教育委員会の通知では、再協議の上、9月2日までに同一の教科書を採択するよう求めていますが、再協議も決裂したことで、9月1日以降、県教育委員会がどのように対応するかに注目が集まります。