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2012年から八重山地区で使用される教科書の採択を巡る問題で、23日に石垣市で協議会が開かれ、公民は育鵬社の教科書が採択されました。

協議会は無記名で投票が行われ、公民は育鵬社の教科書が選ばれました。育鵬社の教科書には自衛隊本来の任務を十分に果たすためには現在の法律では有効な対応が難しいといった問題点もあるなどと記されています。

八重山採択地区協議会の玉津会長は「八重山地区は八重山地区なりに国境の島としての課題を抱えている。多くの課題を協議会の委員がしっかり受け止めて答えを出したものだと信じております」と話しています。

市民に話を聞くとある女性は「採用したくない。子どもたちは違う方向に行くのではないかと心配」と話していて、男性は「中身を見ていないからなんともいえない」と話しています。

今後、八重山各地域の教育委員会で、この教科書について審議されます。