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防衛省が与那国島に陸上自衛隊の駐屯地を建設するため、与那国町の土地を取得する方針を固めたことが21日までに分かりました。防衛省が土地の取得を予定しているのは与那国島の西の端に近い牧場で、土地の大半は町が所有しています。
防衛省はこの牧場の一部を駐屯地とし、4年後までに宿舎やヘリポートなどを整備する方向で調整していて、軽装備の部隊がレーダーなどを使って東シナ海を航行する外国船舶の監視に当たると見られます。
また、防衛省は2012年度予算の概算要求に土地の購入費や建設費の一部を盛り込む方針です。
自衛隊部隊の配備についてはこれまで外間守吉町長が、経済効果に期待するとして賛成の考えを表明。しかし住民からは不安や疑問の声が相次ぐなど、賛成、反対で意見が分かれていて、今後、地元の反発が強まる可能性もあります。