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元アメリカ軍人がベトナム戦争当時にダイオキシンを含む枯れ葉剤を、北谷町に埋めたと証言しているのを受け、北谷町の野国町長が8月17日、国と県に対して事実関係の調査を求めました。
これは8月13日、英字新聞ジャパンタイムズが報じたもので、1969年、アメリカ軍の補給船が座礁した際、破損して回収された枯れ葉剤の容器を北谷町に埋めたという元軍人の証言が掲載されています。
外務省沖縄事務所を訪ねた野国町長は、「町民の不安を払しょくするためにも、アメリカ軍やアメリカ政府に対し、事実確認をしてほしい」と求めました。
これに対して伊従誠副所長は、松本外務大臣がアメリカに事実関係を確認しているとのべ、「なるべく早く回答を得られるようにしたい」と答えました。
野国町長は、「跡地を抱える市町村として、皆同じでしょうけど、いわゆる使用の履歴というようなことを明らかにするようにと、しておりますけれども、なかなかそういったことが米軍から明らかにされていないと。実際に使った側から、きちんと証明してもらわないといけない」と話しました。
この後、野国町長は、県に対しても同様の要請を行い、対応した又吉知事公室長は、「少しでも疑念があれば住民の不安につながることですので、直ちに県としては政府に事実関係の確認を求めたということであります」と答えました。
野国町長は県内にもこの作業に携わった人がいないか情報を求めています。