現在甲子園を舞台に熱戦を展開している夏の高校野球。いよいよあす、県代表の糸満が初戦に挑みます。糸満ナインのきょうの様子と相手チーム英明との戦力分析を甲子園から棚原さんに伝えてもらいます。
棚原記者「朝から強い日差しが照りつける大阪です。あす初戦を迎える糸満ナイン。きょうは相手英明のエース、左ピッチャー対策に余念がありません」
あすの初戦開始時間8時に合わせ、練習場入りした糸満ナイン。きょうは、バッティング練習を中心に汗を流しました。
練習では、初戦の相手・英明のエース左腕松本を想定し、左ピッチャー二人を立て、実戦の感覚を確かめるように各バッターが打席に入っていました。中でも快音を響かせていたのは、3番の宮城知秀。
1本のホームランを含む、ヒット性の当たりも数多く飛ばし、好調な仕上がりを見せていました。
ところで、きょうの練習では思わぬハプニングも。バッティング練習中にキャッチャーの新垣太一の足に打球があたり、ヒヤリとする場面が・・・。しかし、幸いその後の練習では機敏な動きを見せた新垣。あすへの影響はなさそうです。
一方、初戦の対戦相手・香川の英明、きょうは糸満と同じようにバッティングを中心とした練習に力を入れていました。注目のエース・松本竜也は、キャッチャーを座らせてしっかりと投げ込むなど、あすに備えていました。
香川大会で61奪三振、プロ注目の左腕は春以降に急成長。今年4月に練習試合で対戦したばかりの糸満ナインもその成長を認めていて、松本攻略が糸満の初戦突破のポイントになることは間違いありません。
一方、明日の先発が予想される糸満のエース・山城翼。県大会の連投で見せた気魄と強い思いは、甲子園でも変わることはありません。
きょうは投げ込みは行わず、外野で遠投。軽く肩をなじませるだけで、あすの試合に備えていました。
あすの試合、糸満が持ち味である打撃力を発揮するとともに、ランナーが出た後、左ピッチャーを相手に機動力を駆使できるかが見所になりそうです。
糸満はあすの第1試合(午前8時)で甲子園の初戦、プレイボールです!