今度の土曜日６日に開幕する第93回全国高校野球選手権に出場する県代表糸満がきょう、甲子園に向け出発しました。きょうの糸満ナインの表情と、土曜日、最後の週末の練習を取材しました
きょう午前、那覇空港で行われた糸満高校の甲子園出発壮行会。県高野連や糸満の父母会など、多くの関係者が訪れる中糸満ナインも甲子園での健闘を誓いました！
先週土曜日、校舎改築工事のため、グラウンドが使えない糸満は同じ地域の中で最大のライバルである沖縄水産にグラウンドを提供してもらい、最後の調整を行いました。
宮城拓幸主将「自分達のグラウンドが校舎改築でああいう状態ですし、本当にこのように、他にも南部工業や南部商業のグラウンドを借りて練習することが多いんですけど、本当にそれが自分達の力になっていますし、ありがたいと思います」
糸満自慢の４人の投手陣は、この日、それぞれ投げ込みを行いましたが、全員がカッパを着てのピッチング。この日もグラウンドには容赦なく強い日差しが照りつける中、カッパを着た練習では、水のような汗が滴り落ちます。
山城翼投手「（汗で）パンツまでびしょ濡れです。（甲子園は）監督さんも２回経験して、暑さで二度敗れたと聞いているので、甲子園でも一試合通してバテないように、そして勝てるように、今はカッパを着けて体力を強化しているところです」
金城佑哉投手「体が言うことを聞かなくなってきます。暑さで」
この日、投手陣の中では最も多い200球を投げ込んだ金城佑哉投手。甲子園のマウンドを目指し、４人の投手が互いに刺激しあいながら切磋琢磨していました。
一方、学校では糸満の甲子園グッズを販売中。キャップにTシャツ、タオルにメガホン。糸満高校を訪れる際には、是非どうぞ！
先週木曜日には300人を越える地域の人々の声援に包まれた糸満ナイン。学校創立65年にして掴んだ初の甲子園出場！地域と一体となって、甲子園初勝利へ挑みます。
糸満ナインは、明日12時からさっそく甲子園練習にのぞみ、あさって３日には注目の組合せ抽選会、そして今度の土曜日に夏の甲子園が開幕します。甲子園でのリポートもお楽しみに！