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2011年2月、東京でおよそ160年ぶりに上演された琉球絵巻がありました。7月16日と17日に公開されるドキュメンタリー映画「江戸上り」の魅力を一足お先に紹介します。
舞踊の総責任者・又吉静江さんは「絵巻の人になって踊って下さいねと私も注文をつけております」と話します。
ドキュメンタリー「江戸上り」では、200年以上にわって行われた幕府への謁見行事「江戸上り」で上演された、琉球の宮廷音楽や芸能の復元に尽力する人々の姿が描かれています。
絵巻を広げると「綺麗~」という歓声。関係者は、残された絵巻物を見て、衣装の色あいなど細部にわたって観察し、復元にこぎつけました。
『江戸上りの一行は琉球から薩摩を経て、伏見までを船で。伏見からは鈴鹿路または美濃路を経て東海道の陸路を徒歩で進み江戸に到着した。およそ2000キロの長旅である』
2011年2月、ついに東京で「江戸上り」が再現されたのです。宮廷音楽の御座楽や宮廷舞踊など、色彩も音楽も琉球芸能のルーツともいえる文化の根っこが披露されました最後の江戸上りから実に160年の時が流れました。
江戸のぼり復元にかけた人々のドキュメンタリーは7月16日と17日、那覇市の桜坂劇場で公開されます。