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集落の周りにアメリカ軍のヘリパッドを作らないでほしいと東村高江の住民が座り込みをはじめて4年。7月からの工事再開を前に3日、報告集会が開かれました。

北部訓練場の返還に伴うヘリパッドの移設予定地が高江集落近いとわかり、住民が座り込みを始めたのが2007年の7月。今年に入ってからは「工事に入らないで」と説得する住民の頭越しに建築資材を投げ入れるなど、緊迫状態が続いていました。

「ヘリパッドいらない住民の会」が呼びかけた3日の4周年報告集会には500人が集まりました。住民の会の伊佐真次さんは「子どもたちも私たちも、もう加害者にも被害者にもなりたくないという思い、もう基地はいらないと言うことであります」と訴えました。

沖縄防衛局はノグチゲラの繁殖時期を避けて7月に工事を再開するとしていましたが、6月中旬に工事用の重機を搬入する動きがあり、以来、住民の24時間の監視体制が続いています。

また、オスプレイの配備が現実味を帯びる中、参加者は辺野古と高江、県民無視の基地計画はどちらも跳ね返そうと確認しあっていました。

参加者は「いよいよオスプレイも含めて沖縄に配備すると言うことで絶対許さないという気持ち」と話し、島袋文子さんは「辺野古をOKしたのと同じだよ、こっちを許したら。大変だよ。辺野古だけではないということで『みんなで行こう』と言って辺野古のみんなでそろってきた」と話しました。