めざせ甲子園。きょうは中部商業高校です。大会屈指の右腕を有し、新チームで新人戦優勝した中部商業。もう一度、頂点を目指して夏に臨みます。
中部商業高校。過去2回、夏の甲子園に出場した強豪校だ。3年生を主体にした今年のチームを率いる盛根一美監督の戦力分析は、投手4.5点、守備力4点、打撃力4点、機動力3.5点と、投手力は自信を持っている。
盛根監督「ことしはエースの多和田君を中心にしっかり守れるチーム」
今大会、屈指の右腕として注目されている多和田真三郎。身長181センチ、体重70キロと細身の体型ながら、ストレートはMAX142キロ!さらにカーブやスライダーの変化球も切れ味十分!。
多和田投手「決め球はストレート」
多和田を擁した中部商業は、新チーム結成直後の新人大会で優勝を飾るが、センバツ出場にむけた秋の大会ではベスト8止まり。そして、一冬を越えて成長が期待された春の大会では、まさかの初戦コールド負け・・・。
多和田投手「春は精神面が弱かった。負けは負けなので、そこからまた、一からやり直して。悔しかったんですけど、後には引けない。夏は『この1球』『1アウト』を大切にする」
1球にかけるエースの大きな決意・・・。その思いを受け止めるのが、キャプテンでキャッチャーの宮里光貴。
盛根監督「ピッチャーを生かすも殺すも、キャプテンの宮里君がいろんな形で、彼のいいところを引き出してもらえばと思っています」
宮里主将「今までは(多和田に)おんぶに抱っこで。勝った試合はやってくれた形になっている」
エースに頼ってきたチームからエースを支えるチームに!キャプテンと部員全員で掲げた目標だ!
宮里主将「ピンチの場面であれば、バッターが打つから1点取られてもいいよっていうな感じでやっていきたいです」
もう一度、頂点を!エースとチームが一丸となった中部商業ナイン目指すのは、夢の舞台、甲子園だ!!
宮里主将「一度は頂点に立っているので、そのうれしい気持ち、勝ったときの喜びはまだ忘れていないので、それをもう一度取りにいきたいです」
多和田投手「チームの大黒柱として、しっかり力強いピッチングをして勝てる投手に、そして甲子園に行って優勝できる投手になりたいです」
『絶対に甲子園にいくぞー!』