※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

新型輸送機、オスプレイを配備すると、アメリカ国防総省が6月6日、正式に発表しました。普天間基地への配備は来年後半といわれ、県民感情を逆なでするばかりです。

アメリカ国防総省のラパン副報道官が6月6日に発表した声明によりますと、オスプレイの配備は、老朽化が進んでいる中型輸送ヘリCH46に代わるもので、2012年後半にも機種の入れ替えが始まるということです。

開発段階から事故が相次ぎ、安全性に疑問の声があがっている機種の配備を伝える発表ですが、北沢防衛大臣の反応は意外なものでした。

北沢防衛大臣は会見で「装備の変更の経過からすると、極めて異例で、事前の発表ということで、当然、日本と沖縄の配慮があってのことだろうと思っています」と話しました。

また、記者から「正式な通告が行われていないということで、配慮を欠いているのではないか、米国に抗議は?」との質問に対し、北沢防衛大臣は「抗議、なんで抗議するの?」と答えました。

一方、宜野湾市民は、「良くないですよね、絶対反対しないと駄目ですよね」と話し、別の市民も「安全も保障されていない中で、勝手に設置するというのは、ちょっと理解できませんね」と話し、また別の市民も「こんな死者がたくさん開発段階で出ている飛行機を沖縄に置くなんて何考えているかわからないですね」と批判しました。

アメリカ政府は声明で「オスプレイがCH46より安全で静か」だと強調していますが、県内の反発は強まっています。