60億キロの旅を経て還ってきた探査機。気の遠くなるような宇宙の話しもはやぶさの模型がこどもたちに宇宙を身近に感じさせてくれているようです。
宜野湾市では宇宙工学など宇宙技術の専門家が集まって研究の成果などを発表する国際シンポジウムが始まりました。このシンポジウムは、宇宙工学や宇宙科学などの分野で研究している専門家が集まって研究成果などを発表するもので、初めての沖縄開催です。
沖縄コンベンションセンターで開かれたオープニングセレモニーには、国際会議を体験してもらおうと、うるま市の伊波小学校の児童が招かれました。
別の会場では、国際宇宙展示会が開かれていて、去年、地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」の実物のカプセルなどが展示されています。子どもを連れた男性は「宇宙についてなかなか知るすべがないので、インターネットだけではなく実際ものを見ると非常に興味がわくと思います」と話していました。
中村記者は「こちらのコーナーでは、自ら科学実験が体験できるとあって、多くの子どもたちでにぎわっています」とレポートしました。
工作コーナーではこどもを対象に風船をより遠くに飛ばすための実験やはやぶさのペーパークラフトづくりを体験。また他のコーナーではJAXAの職員がコンピュータシミュレーションを使って太陽系の始まりを説明していました。
男子児童は「(Q.驚いたことは?)カプセルの作り方と宇宙飛行士の服の中から見える景色」女子児童は「結構傷だらけになっても、イトカワのものを持って帰ってきたというのはすごいと思います」「地上で通信をする仕事もいいですし、やっぱり宇宙飛行士になるのも楽しいかなぁと思いました」と目を輝かせていました。
この展示会は、6月12日まで宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれています。