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県内に大きな爪痕を残した台風。週が明けて、被害状況が明らかになってきました。

県庁では30日朝、危機管理対策本部会議が開かれ、台風2号の被害状況が報告されました。仲井真知事は「県としても、最大限の力を発揮して、復旧支援に努めたいと思います」と話していました。また「正確な情報の収集に取り組み、復旧に向けて、どういう展開をするか、なるべく早く意味のあることができるように頑張ってほしい」と指示を出しました。

沖縄電力管内では最大で27万8400戸が停電し、30日も本島中南部で停電していた箇所がありましたが、夕方までにほぼ復旧しました。

また、県のこれまでのまとめによりますと、この台風により骨折などのけがをした人は61人にのぼります。

一方、農作物への被害は深刻で、ゴーヤーなどの野菜が12億円、サトウキビが8億1000万円、果物や葉タバコなどにもそれぞれ3億円以上の被害が出ていて、現段階での被害総額は28億9500万円に上るとみられています。