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28日、沖縄全域を暴風域に巻き込んだ台風2号、那覇市で55・3メートルの最大瞬間風速を記録するなど、強い風による被害が目立ちました。
県全域を17時間にわたって暴風域に巻き込んだ台風2号、県内では強い風によって、住宅や店舗のガラスが割れたり、看板が落下するなどの被害が出ています。
名護市では、ホテル従業員が木製の手すりごとテラスから落下し、意識不明の重体になるなど、強い風にあおられての転倒や、物が飛んできてけがをする人が相次ぎ、県内で58人が重軽傷を負いました。
また、午前11時現在でもおよそ8万3000世帯あまりが停電し復旧作業が続いています。
交通機関にもまだ影響が残っていて、きょうの空の便は9便が欠航、高速道路でも沖縄自動車道の屋嘉‐許田インターチェンジ間の通行止めが続いています。
一方、6時間に渡って、暴風域にあった宮古島では、道路の至る所に折れた木などが散乱しています。宮古島市平良狩俣では風で飛ばされたと思われる大きな構造物が道を完全に塞いでいます。
また島内の畑では特産の葉たばこが、収穫を前に大きな被害を受けています。そして、マンゴーを栽培しているビニールハウスが倒壊していたり、屋根の部分のビニールが剥がれていたり農作物への影響が懸念されます。
ところで県では、台風の通過後、水道水の使用量が著しく増えていて制限給水の恐れもあるとして、県民に節水を呼び掛けています。