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国頭村安波区の住民の一部が、普天間基地の移設受け入れを表明した問題で、国頭村の宮城村長は23日、村内の区長たちを集め「いかなる条件が付こうとも村としては受け入れない」との考えを表明しました。
区長会には村内20の区のうち、安波区を除く19人の区長が出席しました。この席で宮城馨村長は「普天間基地の移設先については県知事を中心に県外、国外へとなっている中、こういう話が出ること自体おかしい。自然を生かした村づくりを目指している村の方針とも異なる」として、どんな条件がついても反対する姿勢を示しました。
参加した大田区長会長は「区長会は区の代表ですから、区民集めてどうするか、聞いてしか僕らは判断できない。安波のことについては安波がやる(決める)からこれについて賛成とか、あすの会合でどうなるかわからない」と述べました。
一方、宮城村長は「例えどういうふうな条件が付こうとも、このことに関してはこの話には一切乗れない。断固反対です」と述べました。
5月24日には安波区で区民総会が開かれ、区の意向が集約される見通しで、宮城村長はその結果、受け入れに賛成する意見が多数を占めた場合、村民大会を開催するなどして、改めて村として反対の意思を表明することにしています。