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普天間基地の返還に向けた跡地利用の課題について考える講演会が、21日宜野湾市で開かれました。講演会は、普天間基地の返還に向けて、地主間で跡地利用の計画案や課題を共有しようと開かれたものです。

挨拶で宜野湾市軍用地等地主会の又吉信一会長は、「今の自分たちの世代だけでなく、後世に悔いを残さないような街づくりをしよう」と呼びかけました。

講演では、県企画部の古波蔵健参事が、県と市で検討している跡地利用計画案を紹介。中南部を一つの都市圏として捉え、各返還跡地の開発を総合的に行うことや、普天間基地については、平和や防災の拠点となる国営公園を建設する案を説明しました。

跡地利用の課題に挙げたのは、私有地が9割を占める普天間基地では、地主間の意思の疎通が重要になることや、返還後、速やかに事業を開始できるよう返還前から基地内の立ち入り調査ができるような制度を作ることが挙げられていました。