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仲井真知事は、震災で甚大な被害を受けた東北三県を訪問。被災地を視察し、義援金を届けています。視察初日のおとといは、福島県で被害の状況などを視察しました。

仲井真知事「皆さんお疲れ様ですけど、がんばってください。ご健闘をお祈りしています」

東京からレンターカーで被災地の福島県に入った仲井真知事。はじめに訪れたのは、いわき市小名浜にある沖縄県が派遣した職員が働く福島県の港湾建設事務所です。そして、港湾建設事務所で福島県内の津波の状況や被害などについて説明を受けました。

仲井真知事「このあたりで津波ってどのぐらいの高さで来たんですか?」

阿部所長「港の付近で最大で5m、あるいは4m,3m。港がないところもありますので、そういうところは8m」

そして向かった小名浜港。途中には、至る所に使えなくなった家財道具や倒れたフェンスなど津波の爪あとが残ったままです。

阿部所長「ここに波が来て、津波ですね、ここがやられて。(知事:物産館はどうでした?)やられました。(知事:全部?)建物自体はいい。中は一階部分のテナントが全部やられた」

自分の目で被害の大きさを確認した知事は、海に囲まれた沖縄にとって、他人事ではないという印象をもったようです。

そして、福島県災害対策本部を訪れ、佐藤雄平知事に県民から寄せられた義援金など1億5600万円を届けました。

仲井真知事「沖縄県内140万人が島々に住んでいる。海との関係で私たちは生活をしてきている県ですから、これはまったくひと事ではない」

そして、今後も県として、福島など被災した人たちの受け入れを期間を延長し拡大していきたいと話していました。