※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
アメリカ陸軍が読谷村のトリイステーション内の海岸に、県への届け出もなく堤防のような工作物を造った問題で、読谷村議会は9日、工作物の即時撤去を求める抗議決議を可決しました。
読谷村議会基地関係調査特別委員会の上地栄委員長は「提供水域だという理由だけでもって、事前の連絡もなく漁業者や周辺住民に不安を与えることは、決して許されるものではない」と抗議決議を読みあげました。
この問題はアメリカ陸軍がトリイステーション内の海岸に、長さおよそ50メートル、高さ2メートルほどの堤防のような工作物を造ったことが明らかになったもので、アメリカ陸軍側は「海への赤土流出を防ぐための軽微な工作物」としていますが、地元への説明や事前協議はありませんでした。
読谷村議会は5月9日に開いた臨時議会で「地元の漁業や自然環境に著しい影響が懸念される」とアメリカ陸軍に対して工作物の即時撤去を求める抗議決議を全会一致で可決しました。