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北沢防衛大臣が仲井真知事の会談が7日に県庁で行われ、普天間問題についての話し合いは平行線に終わりました。

4度目となる北沢防衛大臣の沖縄訪問。知事に対し辺野古に予定している基地の工法などが示されるものと注目されましたが、会談では具体的な言及はありませんでした。

仲井真知事が県外移設を要望し、嘉手納より南側の施設の返還を求めた一方、北沢大臣は普天間基地の移設が進まなければ返還も困難と言いきり、両者の話し合いは平行線となりました。

会談で北沢防衛大臣は「結局普天間が動かないと。今ある倉庫とかを動かすことによって返還にこぎ着けますから、ここをセパレートするのは難しい感じ」と述べました。これに対して仲井真知事は「元々、普天間の移設とこういうことは関係なかった。どう考えても理解しがたいものがある。念のために申し上げたい」と不快感を示しました。

会談後、記者団の質問の答えた仲井真知事は、北沢防衛大臣の沖縄訪問目的について「何だろう。最後通牒、最後ったって出来もしないことですよ、言いに来たって、おかしいでしょう」と話しました。

一方、北沢防衛大臣に抗議する集会が県民広場で開かれました。沖縄平和運動センターの崎山嗣幸議長は「私たち沖縄県民を騙すやり口が日米両政府でやっていたということが暴露された」と強い口調で日米両政府を批判しました。そして参加者は北沢防衛大臣への抗議の意思を示しました。