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今季京都との最終戦に挑んだキングス。土曜日の第1戦に勝利し8連勝を飾り、西地区首位確定までマジック1王手をかけた中で迎えたきのうの第2戦、キングスに思わぬ落とし穴が待っていました

桶谷大ヘッドコーチ「一個一個のプレーを大切にしようだったり、ひとつひとつ丁寧にやろうであったり、諦めずにハッスルをする。キングスらしさが欠けていた」

試合後、桶谷ヘッドコーチが悔しさを噛みしめ語ったきのうの試合、キングスの対戦相手は今季5位、京都ハンナリーズでした。

前の日の試合でも京都に勝利し、チームは8連勝!さらに、これによって西地区2位以内が確定し、2シーズンぶりの地区1位に向けマジック1が点灯!勢いに乗っているかに見えました。

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前半は両チーム一進一退の攻防。金城茂之の3ポイントや攻撃のコンビネーションなど、五分の戦いで第1Qを終えます。

しかし、その後、キングスはオフェンスディフェンスともにちぐはぐな攻守が目立つようになり、第2Qは点差こそ離されなかったものの苦しい展開に・・・。

与那嶺翼選手「今まで8連勝してて、いつも以上の爆発力というのがきょうは見られなかった。心の奥底に最後の最後は勝てるんじゃないかという気持ちが、コートの中でちょっと隙を京都に突かれたんじゃないか」

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それでも第3Q、ディクソン、ニュートンの豪快なプレーも飛び出しブースターを沸かせます。

しかし、見せ場もここまで。第4Qに入るとキングスに集中力を欠いたプレーが続出します。

与那嶺翼選手「自分達のプレーができなくて、ゴール下のノーマークをぽろっと落としたりだとか、イージーなターンオーバーだとか、もう一歩足を出せばよかったものの、足を出さずにファールしてしまうとか。そういった部分は心のメンタルの弱さだと思う」

それでも、2シーズンぶりの西地区1位まであと1試合。75対77と、1ゴール差まで迫り、試合時間は残り3分。ここでベンチがタイムアウトをとります・・・。

与那嶺翼選手「2点差まで追い上げて、ここから生き返るぞとそういう気持ちで、コートにまた出ました」

桶谷大ヘッドコーチ「一本(シュートが)欲しかった。ただタイムアウト(を取るタイミングも)遅かった。きょうの選手の出来で、ちょっとタイムアウトが遅かったかな」

起死回生をかけた最終盤でしたが、京都の勢いを止めることができません。キングスはこの試合29本のシュートを放ちながらも、成功率はわずかに8本。試合も79対93と破れたキングス。西地区に王手をかけながら、集中力を欠き、連勝は8でストップです

桶谷大ヘッドコーチ「自分達がなぜ勝ってきたかというところに戻って、しっかり準備して、もっともっといいバスケットをできると思っている」

与那嶺翼選手「本当に(西地区優勝へ)手の届くところ、僕も待ち望んでいることですし、そう簡単には神様も勝たせてくれないと思うので、そこは本当に自分でしっかりと、いや自分じゃないですね、自分達でつかみにいきたいなと思います」

さて、きのうはライバル2位の大阪も勝っているため、プレーオフへの首位通過確定は次戦以降に持ち越しとなりました。

次戦は23・24日の両日、宮崎県で今シーズンの残り2連戦を戦います。なお、プレーオフ地区準決勝は来月7・8の両日、宜野湾市立体育館で行われます。

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