7月24日の完全地デジ化まであと3ヶ月!県内でも9割近い世帯がデジタル放送への移行を済ませましたが、残り1割の人への周知も大切です。地域を1件1件まわり、地デジの説明にあたるデジサポ職員の活動と支援制度についてお伝えします。
完全地デジ化まであと3ヶ月。去年12月時点での普及率は88.9%。いまだその割合は全国最下位です。残り1割のアナログ世帯へ向けて街を巡回するのがが、末吉弘勝さんらデジサポ職員です。
この日はいわゆる「ビル陰」世帯を巡回します。
末吉弘勝さん「このビルの影響でこちらはアナログがうつらなかった」
高層マンションなどのビル陰によりアナログ放送の受信障害をうけていた多くの地域は地デジになるとその障害が解消されます。しかし、受信障害を解消するためアナログ用の共同アンテナでテレビを見ていたビル陰世帯は地デジになって共同アンテナがなくなる代わりに、各世帯が改めてデジタル用のアンテナを立てなければいけません。その仕組みを説明するため歩き続ける末吉さん。しかし・・・
末吉さん「(Q:留守が多くて気がめいったりしませんか?)いや、もう、沖縄ですので留守が多いのは」
末吉さん「(完全地デジ化になったとき1人でも)知らなかったということであればおかしい。ですから、会って説明して、納得していただかないといけませんので」
地デジを利用した便乗詐欺には確かに注意が必要です。デジサポ職員の目印は黄色の帽子に黄色のウェア、ワッペンとIDカードです。末吉さんは様々な支援制度についても教えてくれます。
中でも沖縄県独自の制度が市町村民税非課税世帯を対象にした最大1万2千円の補助。6万世帯の対象者の中でまだ利用者は1万世帯あまりなんです。市町村民税が非課税になっているかどうかは市町村役場で確認することができますし、必要書類は役場かもしくは大型電気店でもらえます。世帯者全員の名前や住所を記入し、電気店で必ず領収書と保証書をもらって一緒に郵送すればOKです!
地デジ化の強い味方・末吉さん仕事のやりがいはこんな瞬間です。
末吉さん「(地デジ化して)楽しみが増えましたって。じいちゃんばあちゃんはテレビが好きじゃないですか。そういうので少しはうれしいと感じます」