九州大会への切符をかけた女子サッカーのなでしこサッカー沖縄県予選、クラブチームや高校など、県内の女子サッカーチームが一堂に会し熱い戦いを展開しました。
県内の女子サッカーチーム12チームが集結し、九州大会への出場権をかけたなでしこサッカー県予選。年齢制限のないこの大会、沖縄一をかけて、決勝には36歳から中学生までが所属する去年の覇者:黄色のユニフォームの琉邦クラブと県内の高校トップの実力を誇る青の美里高校が勝ち上がりました。
琉邦・宜志富キャプテン「高校生であっても、中学生でも社会人でも関係ないと思って、相手よりまず自分達のサッカーを貫き通すことができたら良いと思います」
美里・金城キャプテン「相手がどのチームでも美里のサッカーをしたいです。目標は優勝です」
試合はパスサッカーを持ち味とする美里が主導権をにぎる展開。高校に入学してまだ10日、中学時代に全国選抜にも選ばれた高校1年の仲松叶実を中心に琉邦ゴールを襲います。
そして、前半終了間際の30分。16番・久保田のミドルシュートはクロスバーにはじかれますが・・・。
仲松選手「ポストに当たると思ったからつめたので、本当にポストに当たって自分のところに来たので、あとは流すだけだと思って」
早速1年生エースがチームに貢献します。
後半、運動量豊富な美里に対し、所属メンバーが少ない琉邦クラブはディフェンスをひいて速攻を狙いますが、美里の固いディフェンスがそれを阻止します。
激しいぶつかり合いも見せる試合終盤。追加点がほしい美里は最後までモットーのつなぐサッカーを徹底します。
ロスタイムは2分。1年生の仲松が再び見せました。
クラブチームをおさえ、九州切符を勝ち取った美里。来月の県高校総体のはずみにもなる初優勝を手にしました。
仲松選手「(九州大会では)気持ちで負けないようにがんばっていきたいです。(高校での目標は?)県インターハイで優勝して、九州大会や全国大会に出場できるように。自分が必要とされる選手になれるように練習からがんばっていきたい」
優勝した美里高校は来月7,8日に長崎で開催される九州大会に出場します。強力な1年生が入学し、来月28日には高校総体の県予選を控える美里高校。大学生や社会人も出場する九州大会の経験を集大成となる県総体に生かしたいということです。