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東日本大震災が発生して2週間が経過する中、安否の確認とともに、被災地の人々への復興支援が動き出しているところもあります。バスケットボールの琉球キングスの取り組みです。

志村雄彦選手「前に進んでいる自分の姿を見せることで、被災者の方に勇気を与えて」

28日、移籍会見に臨んだ仙台89ERSの志村雄彦選手。震災のため、仙台、埼玉、東京の3チームが今シーズンのプレー継続を断念。そこでリーグは臨時の「選手救済制度」をつくります。

これによって3チームでプレーを希望する7人の選手の期限付き移籍が決定しました。

震災直後は、現地でボランティアをしていた志村選手ですが、自らのプレーする姿で復興を後押しすることがプロだと決意、キングスにやってきました。

志村雄彦選手「遠く離れた沖縄の皆が(被災地を)助けようとして、皆が応援してくれているという姿を、是非今度は僕が宮城に発信したいと思います」

背番号は、チーム名と同じ89番。今後住居などは、キングス関係者の支援を受け、新天地での生活がスタートします。

志村選手の契約期間は6月までの約3ヶ月間。その後、仙台のチームが再始動できるかは未定です。それでもこうやって、リーグが素早く対応し、同じ世界で活躍する人材を失わないようにする取り組はひとつの支援の形です。