センバツ甲子園にも負けず、県内の球児も熱戦を展開しています。夏の県大会のシード権もかかった県春季高校野球大会はきのうから2回戦に突入！秋の王者興南や、準優勝で今大会第2シードの沖縄尚学が初戦に挑みました！
沖尚・名城摩男投手「（去年の）秋の九州大会で、あと一歩というところで負けてしまって、その悔しさを冬の取り組みでしっかりやってきたので」
センバツ出場を逃した去年の九州大会での悔しさをバネに、冬場のトレーニングに励んだという沖尚は初回から打線が爆発します。
1アウト満塁で、バッターは照屋永遠（トワ）
照屋の打球は、右中間を破るタイムリー３ベース！
さらに続く6番上間！沖尚が初回に4点を叩きこんで、試合の主導権を握ります。
続く2回には、3番キャプテン当銘翔のランニング3ランホームランも飛び出して、第2シード沖尚が、八重山農林を圧倒しました。
1回戦、一番の注目カードとなったのは、八重山対中部商業。実力校同士の対決は、両チーム先発投手の踏ん張りと堅い守りが光ります。
この均衡を破ったのは八重山でした。5回6番、名嘉昇平がサードの左を破るヒットで出塁すると、これをしっかりサードへ送って初得点のチャンスをつくり続く8番、美咲のあたりはショートゴロ。
突っ込んだ三塁ランナーがホームでタッチアウトになりチャンスが消えたかに思われました。しかし・・・
続く9番ピッチャーの喜友名も出塁しランナー二塁一塁！打順は1番に返って、慶田盛！
サードへの内野安打は、中部商業の守りのミスを誘うタイムリーエラー八重山が先制します。
さらに続く2番は、ファインプレーを見せたセカンドの小底がライト前への2点タイムリーで、この回3得点！
流れを引き寄せた八重山がコールド勝ちで秋のベスト8中部商業を下しました。
興南・外間正伍主将「センバツに優勝旗を返しにいったときに、甲子園を見て、また来たいという思いがあったので、気合を入れて沖縄に帰ってからすぐその思いを皆に伝えて春の大会も優勝して九州大会へ行こうと言いました」
春季大会はきのうから2回戦。センバツ甲子園で新たな誓いを立てた秋の王者興南が登場、初戦に挑みました。
興南の先発は、第2のトルネード高良尚武！ところが、その高良が初回に捕まります。
1回ウラ、美里工業は2番、外間ヒロキのセンターオーバーの3ベース！これを3番、新垣辰弥が犠牲フライで返し先手を奪います。
興南・高良尚武投手「ベンチでコーチから“もっと気持ちを入れていけ”って言われて、それで立ち直ることが出来ました」
ベンチの喝で気合を入れなおした高良はその後、持ち前の打たせて取るピッチングで美里工業打線に許したヒットは1本だけ。
再び、夏の甲子園を目指す打線は新レギュラー5番の伊集成夏のチャンスに強いバッティングも光り、7回コールド9対1で快勝です。
部員は今大会辺土名高校と並ぶわずかに9人。一人でも欠ければ、試合が出来ない中、挑んだのは伊良部。きのうの2回戦で同じ島の宮古と対戦しました
互いに良く知るチーム同士の対戦は3回、伊良部が2アウトながら、ランナーを三塁二塁に置く先制点のチャンス。
ここで、宮古のエース平良がワイルドピッチ！しかし、伊良部はこの場面で本塁を狙えず、チャンスを逃します。
そのウラでした。同じく2アウトながらランナーを二人置いた宮古バッターは4番、キャプテンの下地！
宮古・下地直人主将「自分は声で引っ張って、それでチームも声を出してついて来れば大丈夫だと思います」
下地の大会8号！ランニング3ランホームランで先制。試合を分けた3回の攻防に破れた、部員9人の伊良部。夏へ向け、新たな戦いの始まります。
伊良部・与那覇尊史主将「9人というのは、人が少ないけど、チームワークはよくとれると思うので、とてもいいチームで臨めたと思います」
大会7日目、きょうは2回戦8試合が行われ、シード首里東を破った那覇国際が、沖縄水産と対戦しました。
先制したのは沖水。この回先頭の5番喜久村のヒットを足がかりに沖水集中打で一挙5点、試合の流れは沖縄水産が握ったかに思えました。
しかし、那覇国際のエース座安は粘りのピッチングで追加点を与えず打線の援護を待ちます。
そして迎えた那覇国際の8回の攻撃。1アウト、ランナーを一人置いて打席には4番、マカーティー、ジャシュア！
主砲の一振りで、1点差に詰め寄ると、那覇国際打線に火がつきます。
続く、5番仲本、6番登川が連続ヒットで出塁、迎えた7番は、ピッチャー座安！
エースの投打にわたる活躍もあって、那覇国際、破竹の勢いで2回戦突破です！
このほか、きょうの結果です。
