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東日本大震災で現地で医療支援を行っていた日本赤十字社の医療救護班が22日に帰任し、現地の厳しい状況を報告しました。

日本赤十字社沖縄県支部の第一次医療救護班は3月15日に沖縄を出発。羽田空港からおよそ9時間かけ、甚大な被害に遭った宮城県石巻市の避難所8か所をまわり、医療と救護活動に携わりました。

報告した佐々木秀章医師によりますと、避難所は重傷者をのぞき高齢者がほとんどで、高血圧症や糖尿病患者の投薬、傷の手当を行ったということです。また佐々木医師は「糖尿病患者が一日おにぎり一個で、薬を飲んで低血糖を起こしたら皆に迷惑がかかると薬を飲まなかった。非常に無力感を感じた」と話していました。

第二次医療救護班は3月28日から4月3日まで、石巻市で医療支援にあたります。