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美ら海水族館では2日、ある生き物の解剖が行われました。メガマウスザメ、というサメなんですが、世界的にも珍しいこのサメを解剖して世界で初めての標本が作るそうです。

解剖されたメガマウスザメは2007年に茨城県で捕獲され美ら海水族館で冷凍保存されていた標本で全長およそ4メートル、体重は450キロというまさにメガサイズ。

メガマウスザメは1976年に発見された新属・新種のサメでこれまでに世界で50例しか出現していません。美ら海水族館では2体のメガマウスザメの標本を所有していて今回はそのうちの1体が解剖されました。

今回の解剖の目的は取り出した各種内蔵を使って「触れる標本」・プラスティネーション標本を作成することでサメの研究者や標本製作の第一人者も解剖に立ち会いました。内田館長は「プラスティネーションは視覚障害者に触って貰える標本ということで評判いいんですよ。盲学校に持って行って移動水族館をやるとすごく喜んでもらえる」と話しています。

メガマウスザメでプラスティネーション標本が作られるのは世界でも初めてだということです。