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今の根強く残るハンセン病に対する差別を無くそうと市民と回復者、研究者が共に考える学会の開催を前に、28日、学会の代表者らが名護市で会見を開きました。
ハンセン病市民学会は、市民とハンセン病の回復者が病気に対する正しい認識や偏見などを無くそうと一緒に考えるもので、2011年、初めて沖縄で開かれます。
市民学会ではハンセン病回復者に対する差別や偏見の状況や療養所を退所した人が感じている閉塞感をどのように解消するかなどについて意見が交わされます。
市民学会の訓覇浩共同代表は「今、退所者の方が実感されているその一つの閉塞感、ハンセン病問題の閉塞感である。そこからとにかく一つ抜け出したい突破していきたい」と話しています。
メンバーは開催地のひとつ名護市の稲嶺市長を訪れ市民学会の市民への呼びかけの協力を求めました。稲嶺市長は、「出来るだけのバックアップをしたい」と述べました。
市民学会は5月20日から4日間の日程で宮古島と名護市で開かれます。