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政府が先島諸島に自衛隊の配備を検討している問題で、沖縄防衛局は与那国島への部隊配置に向けた調査を開始し、周辺の市と町にも説明を行いました。

沖縄防衛局によりますと2月22日までに宮古島市や石垣市、与那国町に対し、政府が2010年末に閣議決定した防衛大綱について説明し、その上で、与那国町への部隊配備に向けた調査に着手することを伝えたということです。

新しい防衛大綱では南西諸島への防衛力の強化や自衛隊の空白地域となっている島嶼部への部隊配備が盛り込まれていて、2011年度予算では宮古や八重山地区の調査費として、3000万円が計上されています。

宮古島市の下地敏彦市長は「防衛大綱については評価する」と述べ、協力する方針を示していますが、それぞれの地域では自衛隊の配備に反発する声もあり、今後の動向が注目されます。