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街の83パーセントをアメリカ軍の施設が占める嘉手納町の町長として、5期20年、勤めた宮城篤実町長が17日退任しました。

20年間の町長生活最後の日を迎えた宮城篤実町長は町議会の議員や町の職員に見守られて退任式に臨みました。宮城町長は在任中、一貫して軍用機の事故や戦闘機の騒音問題など嘉手納基地から派生する問題の解決に取り組んできました。

町長最後の日となる17日も臨時議会では嘉手納基地でのパラシュート降下訓練に対する抗議決議と意見書を全会一致で可決。町長にとっては最後まで基地問題に奔走した20年となりました。

各団体から花束の贈呈、大好きな泡盛の古酒を受けとり、紙ふぶきの中町役場を出ると、待っていたのは職員による胴上げでした。

最後に宮城町長は「何をなしえたかわかりませんけど、しかしながら、私に足りなかった部分をこのメンバーがしっかり受け継ぐであろうという確信を得て去ります」と話していました。そして温かい拍手で見送られて20年間通い続けた町役場を後にしました。