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11日は建国記念の日です。宜野湾市と那覇市でこの日を祝う県民の集いと反対する集会がそれぞれ開かれました。
この集会は、国旗国歌推進沖縄県民会議が毎年開いているもので、2011年で26回目となります。
主催者の恵忠久会長は「日本人としての誇りと喜びを子孫に伝える義務がある」とあいさつし、建国記念の日を祝う意義と国を守ることについて考える必要性を訴えました。
また集会に参加した、元県議会議員の国場幸之助さんは、愛国心のなさに違和感を感じると話し、自助努力を生む政策のためには、自分たちの手で憲法をつくることが大切だと持論を述べました。
また那覇市では戦争で亡くなった人を国家が美化した過ちを繰り返さないように歴史の真実を次の世代にしっかり伝えようと建国記念の日に反対する集会を開きました。
基調講演会では、沖縄大学の又吉盛清客員教授が、出兵した県民200人あまりが戦死した日清・日露戦争に触れで「当時は戦死者が武勲として正当化された。しかし、命は国家を超えるものであり、決して美化されるものではない」と語りました。
そして参加者らは建国記念の日は、戦前の体制の復活になると批判するアピールをしました。