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東村高江区の集落を取り囲むように、アメリカ軍のヘリパッド建設工事が進められています。工事を行う沖縄防衛局は7日、これまでにない規模の作業員や職員ら100人余りを現場に投入しました。しかし住民の阻止行動に遭い、ほとんどが現場に入ることはできませんでした。

東村高江区周辺のヘリパッド建設予定地には7日正午すぎ、およそ100人の作業員が訪れ、一部が反対している住民らをすり抜けて木の伐採作業に入りました。

アメリカ軍北部訓練場の返還に伴い、新たなヘリパッドを住民地域のすぐ近くに造ることになり、住民らは工事の中止を求めていますが、7日も防衛局の職員や作業員およそ100人のうち5人が住民の制止を振り切って現場に入り、重機を使って木の伐採などにあたりました。

高江住民の石原岳さんは「返還するから、基地負担軽減という言葉でグイグイおされてこられても、住んでいる僕らからしたら周りを囲まれて、軽減には感じられない。そんなこと言われても困る」と怒りをみせました。

現在、高江のヘリパッド建設を巡っては、反対する住民を国が通行妨害で訴える裁判が進められていて、係争中に建設を強行に進める手法は、県民から大きな反発を呼んでいます。