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沖縄防衛局が名護市辺野古に設置を予定している「名護防衛事務所」について、地元の市民団体が設置反対の申し入れを行いました。申し入れを行ったのは、新基地建設問題を考える辺野古有志の会など、2つの市民団体です。
メンバーは4日午後に沖縄防衛局を訪れ、対応した職員に、防衛局長宛ての申し入れ書を手渡しました。申し入れ書では、辺野古への事務所設置を速やかに中止すること、辺野古の浜で進められている固定的フェンスを設置する工事を直ちに中止することを求めています。
防衛局の担当者は「(事務所は)当面6名体制で対応していこうということになっております。その後、県知事、県民の皆様のご理解を得つつ、この事業を進めていきたい」と答えました。また、辺野古で進められているフェンス工事については、アメリカ軍がアメリカ軍の予算で行っているもので、環境への影響に配慮するよう要請していると答えました。
これに対して申し入れをした山城利正共同代表は「米軍の基地をどう保つか、自分たちの地位をどう保つか、県民の生命財産を守っていこうという立場に全くないという印象」と話しています。
辺野古でのフェンス工事は1月から始まっていて、2011年5月頃には完成する予定だということです。