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北沢防衛大臣は1月5日の記者会見で、嘉手納基地で行われているF-15戦闘機の訓練の一部をグアムに移転するよう、アメリカ側と交渉していることを明らかにしました。
北沢防衛大臣はまず「嘉手納の基地にあるものの訓練をグアムへ訓練をできるように交渉をしています」とこのように述べ、今後は日本側が負担する移転費用などについて、1月に来日するアメリカのゲーツ国防長官と話し合う考えも示しました。
嘉手納基地におけるF-15戦闘機の訓練は、すでに2007年から国内の自衛隊基地に分散移転されていますが、地元では外来機の飛来が増加し、爆音は激しさを増していると批判の声が上がっています。しかし北沢大臣はそのことには一切触れず、グアムへの一部移転に意欲を示し、「相当拡大しないと意味がないわけですからね。倍とか、3倍の規模で考えないと、沖縄の皆さんに負担軽減を実感してもらえないということだろうと思いますよ」と述べました。
このほか北沢大臣は、普天間基地のヘリ部隊の本土移転についても、「なかなか大変だがぜひ実現したい」と述べましたが、辺野古への新基地建設はアメリカ側との合意通りに進める考えをあらためて示しました。