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ナス科の植物に寄生し、果実を腐敗させる害虫ナスミバエが沖縄本島内で発見され、県では農家に注意を呼びかけています。
ナスミバエは、翅の先端の黒点と腹部全体が茶色っぽい特徴があり、ナス科の植物に寄生し果実を腐敗させます。
先月、中城村で収穫されたナスからミバエ類のさなぎと幼虫が見つかり、今月になって羽化した4匹を確認したところ、ナスミバエとわかりました。
東南アジアに生息するナスミバエは、1984年に与那国島で発見されたことがありますが、本島で確認されたのは今回が初めてです。
県では薬剤散布など、通常の対策を行えば大きな被害にはならないと見ていますが、栽培ハウスや果実に防虫ネットを確実にかけることやミバエと思われる被害が出た場合は直ちに関係機関に連絡することなど、注意を呼びかけています。