※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

全国でも有数の過密スケジュールである那覇空港で、万が一の航空機事故を想定した大規模な訓練が2日に行われました。

毎年実施されているこの訓練には消防や警察・空港関係者など67機関およそ150人が参加。着陸した旅客機のタイヤがパンクし、滑走路をはずれて海に突っ込んだという想定で行われました。

滑走路近くの砂浜では県警の広域緊急援助隊が瓦礫に挟まれたけが人を電動カッターなどを使って救助しました。また、海上では海に投げ出された人がゴムボートや水上バイクで次々に収容されたほか、第11管区海上保安本部のヘリコプターで吊り上げられました。救助されたけが人はけがの程度から治療の優先順位を判定する「トリアージ」を受け、そのうち重傷者はドクターヘリで搬送されました。

那覇空港での航空機の離着陸は年間12万3000回と滑走路一本の空港としては全国で2番目に過密な空港で、参加者らは真剣な表情で訓練にあたっていました。