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2010知事選「選択」、週末の世論調査でも最も関心が高かった争点、経済における、観光や今後の沖縄振興について両候補の政策を比較します。

ついに年間600万人を記録した沖縄観光沖縄のリーディング産業に対する今後の政策について聞きました。

伊波洋一候補「(観光客が)600万人に近くなっているのは大した観光地。ハワイでも700万人台ですから、沖縄もハワイのような高付加価値の観光地に変化していく必要がある」

伊波さんは、観光客数の増加を追求するよりも観光の質を高めて、観光収入を上げることに重点を置いています。

伊波洋一候補「数だけを追い求めてると、どうしても低廉な価格で観光客を呼び込む。1000万人観光客も確かに結構だが、結果としての1000万人はいいが、目指すべきは質の高い観光」

仲井真弘多候補「観光は国際化がどんどん進んでいく。入域観光客数が多い方がいいか?私は多い方がいいと思っています。1000万人の旗は降ろしません。しかし内容も良くしないといけない。両立させないといけない。」

観光客数1000万人達成を目標にしてきた現職の仲井真さんはあくまでも観光客数を追求しながら、新たな展開をしていくべきだと主張します。

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仲井真弘多候補「観光リゾートで国際化、ウェディングから始まりMICE。観光はまだまだ数も質も伸ばす。両面作戦で行くしかない。」

また、現在検討が進んでいる、県内への、カジノの導入について伊波さんは、明確に反対の立場をとっています。

伊波洋一候補「沖縄の魅力をカジノで作る必要があるかということについて、極めて疑問です。」

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来年度に期限切れとなる沖縄振興計画。新たな沖縄振興に向け政府との沖縄政策協議会の再開にこぎつけた仲井真さんは21世紀ビジョン実現に向け沖縄振興新法や補助金の使途が自由な一括交付金などを国に求めるとしています。

今後の沖縄の指針を示す21世紀ビジョンについては伊波さんも踏まえることを表明しています。そして、新たな沖縄振興計画の策定に当たっては県が主体となることを強調しています。

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このほか、金城竜郎さんは北部に新しい空港をつくることなどで観光客1000万人を目指すとしています。

仲井真弘多候補「やっぱり、県民所得を上げないとだめだ。そして若い人たちの給料少し上げないとですね、やっぱり元気でない」

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県内の経済団体は、県経済団体会議を構成する8団体がすでに仲井真さん支持を表明しています。しかし、前回の知事選で仲井真さんを推薦した県建設業協会は公共工事の談合問題における一連の県の対応に対する不満などから自主投票を決めています。

伊波洋一候補「沖縄の新しい価値を、私たち自身が見出していく。そういうことから沖縄の真の進行が生まれると思いますので一緒に作ってまいりましょう。」

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一方、連合沖縄など、県内の各労働組合は伊波さんに対する支持、支援を表明しています。県民の関心が強い、経済対策。華々しい政策だけでなく、その財源や、実現可能性にも目を向けた。有権者の判断が求められています。

それぞれの候補のマニフェストにはさらに細かい政策がのっていますよね。確かにこれらを全部実現すると、すごい沖縄が誕生しますが、実現可能性だとか、その財源が詳しく説明できているかなど有権者の厳しい目が試されているのかもしれません。