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2010年も宮古にサシバが飛来したニュースをお伝えしましたが、そのサシバの飛来数に変化があったようです。2010年は過去4年間の平均の6割にとどまりました。
サシバは、タカ科の渡り鳥で日本列島で繁殖し、10月中旬ごろ、南西諸島を経由して、東南アジアで冬を越すため、宮古島地方では、秋の訪れを告げる使者として親しまれています。
サシバの渡りは、宮古野鳥の会などが、カウントしていて、2010年は、およそ1万3800羽が確認されました。過去4年間の平均カウント数は2万2200羽で2010年は6割にとどまっています。
県の自然保護課では、2010年はサシバの渡りの時期に台風や大雨があったため、観測数が大幅に減ったものと見ていて、東南アジアへ渡らなかったサシバは、沖縄県や鹿児島県などで越冬し、春の渡りを待つということです。