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戦争で貴重な人材を数多く失った沖縄。65年前のこの頃、戦後初の人材育成機関・沖縄文教学校の開校が報じられます。
11月下旬「ウルマ新報」に掲載された専門学校開設の記事。
「新生沖縄の建設途上全住民のため前原市に12月1日より師範学校、英語教員養成所、警察練習所、機械技術者養成所、コック及パン製造者養成所が開設されることに決定」
翌週には生徒募集の記事も掲載されます。
12月に願書などが作成され、当時の前原地区のアメリカ軍施設を再利用し、翌年1月に開校したのが、戦後初の人材育成機関・沖縄文教学校。実際の開校は予定より1ヶ月遅れとなりました。
師範部や外語部、農林部が設置され、食堂や宿舎も併設。この文教学校が1950年に開校した琉球大学の前身です。