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SACO合意で本土に移転したアメリカ軍の実弾砲撃演習が移転後、さらに強化されていることが平和団体の調べでわかりました。これは、沖縄平和委員会が調査したもので、調査・集計内容は4日の会見で発表されました。

1997年まで、アメリカ軍は県道104号越え実弾砲撃演習を行っていましたが、SACO合意によって演習は本土の5カ所の自衛隊基地に移転されました。

これら5カ所の基地で監視活動を行ってきた平和団体によりますと、データを集計した結果、14年間で389日訓練が行われ、合わせて3万5000発以上の砲弾が発射されたということです。

そして、これらの訓練ではかつて沖縄では行われていなかった夜間の砲撃訓練が全体の砲弾数の17%を占めているほか、ライフルなど小火器の射撃訓練、白リン弾などの特殊砲弾を使う訓練も恒常化していることもわかりました。

データを集計した沖縄平和委員会では「演習は移転によってさらに強化・拡大している」と訴えています。