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医師で作家の鎌田実さんの講演会が2日那覇市で開かれ窮地のときにも人生を悲観しない大切さを訴えました。会場には、医師で作家の鎌田実さんの話を聞こうとおよそ1100人が詰めかけ講演に聞き入っていました。

鎌田さんは1991年に日本チェルノブイリ連帯基金を設立し、18年間医師団を派遣するなど、活動を行っています。講演では紛争中に殺されたパレスチナの少年の父親が「人の命が助かるのであれば」と葛藤の中でイスラエルの少女に臓器移植を許可したエピソードを紹介し敵同士でも命を助けようという思いが存在するという事、それが平和への道のりにつながるのではと語りました。

また、鎌田さんは、人生や健康には波があるので窮地の時こそあきらめずにそして気負わずに、悲観せずに生きて欲しいと訴えていました。