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名護市議会は15日、日米共同声明で発表した辺野古への基地建設について白紙撤回を求める決議案を賛成多数で可決しました。

軍事基地等対策特別委員会の大城敬人委員長は「政府に対して名護市民、沖縄県民の総意を踏みにじる『県内移設の日米合意』に激しい怒りを込めて抗議し、その撤回を強く求めるものである」と話しました。

名護市議会は15日の最終本会議で普天間基地の移設先を辺野古とした日米共同声明に対し、与党会派が白紙撤回を求める抗議決議案と意見書案を提出。賛成多数で可決されました。

1999年に市議会が基地受け入れを容認して以来、大きな転換点を迎えました。稲嶺名護市長は「行政側も議会サイドも両方が足並みがそろったということでいうと国に対して効果が大きい」と話しました。

議会での決議を受け、稲嶺市長は改めて普天間基地の県外・国外移設を国に求めると述べました。