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過去に例を見ないと言われる海底から見つかった大量の未使用弾。沖縄戦が終わって間もなく、これらの爆弾を船に乗せて海に投棄したという男性が証言しました。
「集めてあるから運搬して、捨てなさいといって、連絡があって、きょうもまた行かんといけんといって仕事していたから」こう語るのは手登根恵貴さん。
手登根さんは戦後間もなく、現在のパイナガマビーチ近くの浜に集められていた日本軍の爆弾を父親が所有する帆船に載せ数か月かけて海に捨てたと証言しています。手登根さんは「この辺が一番深いということで、きょうはこっち、あしたはあっちと言って落としているわけよ」「怖いでもあるし、船に積みながら、爆発すると、船もろともだから、危険ということは非常にあるんだけど」と話していました。
これまで爆弾の存在についてなかなか言い出せなかった手登根さんですが、今回の発見を機に、証言することを決め「処理は早くしてもらわんんと大きな事件が待ち構えているのは一緒だから。これだけは日本政府にお願いして、一日も早く処理しないと」と改めて訴えていました。