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9月に再開された郵便事業、65年前のきょう、久米島ではいち早く切手の使用が始まりました。
9月4日、石川の沖縄諮詢会がアメリカ軍から引継いで再開した郵便事業、沖縄本島では翌年7月まで郵便物は無料で配布されていました。
そんな中、65年前のきょう、久米島で有料の切手が発行されます、久米島切手です。
戦後県内初の切手は、その年の6月に島に上陸したアメリカ軍指揮官ウィルソン少佐の指示により作成され、価格は戦時中と同じ7銭、タイプライターで打ち、ザラ紙にガリ版刷りされた切手の発行枚数は1シート24枚を130シート、3120枚でした。
県内でいち早く貨幣経済の一歩を踏んだ久米島、翌年5月に沖縄民政府に編入するまでの7ヶ月間、久米島切手は島民によって利用されていきます。