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冷静な外交を求め、県議会と石垣市議会が日中両政府に抗議です。
沖縄県の尖閣諸島海域で中国漁船が衝突した事件で、逮捕された船長が処分保留で釈放されたことをうけ、県議会や石垣市議会は日中両政府に対する抗議決議を全会一致で可決しました。
県議会の抗議決議は、中国漁船の船長を処分保留で釈放した政府に対し、今後、中国漁船が尖閣周辺で操業することが予想され、トラブルの発生が懸念されるとして抗議しました。
また中国政府に対しては「尖閣は石垣市に属している」として、今回の事件に厳重に抗議、日本政府との冷静な外交を通して再発防止策を講じるよう求め、全会一致で可決されました。
一方、28日に開会した石垣市議会でも尖閣諸島領海内での中国漁船の操業や船長の釈放に対する抗議決議が提案され、これも全会一致で可決されました。
石垣市議会の仲間均市議が「今回の日本政府の対応が悪しき前例となり、なにも手を下すことなく中国の言いなりになるのではないかと地域住民をいっそう不安に陥れている」などと抗議決議文を読み上げました。石垣市議会では関係省庁に議員を派遣し、要請行動を展開することにしています。