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続いては、サッカーです。サッカーの国内3大タイトルのひとつ天皇杯全日本サッカー選手権大会への出場権をかけた県大会の決勝戦がきのう行われました。

昨年の王者、沖縄かりゆしFCが今年1月に解散したため、王者不在となる中での異例の県大会決勝で激突したのはFC琉球と海邦銀行サッカークラブでした。

新里監督「きょうの試合というのは落とせる試合ではないですから、しっかり自分達が先手を取って攻撃的に行こうという話しはしました」

FC琉球新里裕之(ひろゆき)監督が試合前に選手を鼓舞。今シーズンJFLで過去最高の5位に食い込むなど、チームとして、高いモチベーション維持していて挑む決勝戦でした。一方、対戦相手の海邦銀行サッカークラブには今年沖縄にサッカーの夢を求めて帰郷した元Jリーガー喜納哲裕(てつひろ)がいました。

ところが試合は、序盤から積極果敢に攻め込むFC琉球がほぼすべての時間でボールを支配する一方的な展開。前半11分!FC琉球らしい小刻みのパスでつなぎ最後は16番FWの新川(にいかわ)が振り返りざまのゴールで先制すると、続く23分、センターサークル自陣側、11番FWの田中のこのシュートが決まります!このあと、さらに1点を加えたFC琉球。3対0とリードして折り返します。

しかし、後半開始早々、海邦銀行も反撃。解散した沖縄かりゆしFCでプレーしていた、24番FWの島袋が一度はキーパーのセーブにあうも、こぼれ球に合わせ1点を奪い返します!

24番・島袋貴男選手「後ろが頑張って守ってくれていたのでやっぱチャンスを逃さないで決めるのが自分の役目なので」

しかし、その後も、FC琉球は怒涛の攻撃。海銀は防戦一方を強いられます。結局、後半終盤にも1点を奪ったFC琉球が4対1で勝って県代表の座を4年ぶりに奪い返しました。

新里監督「(天皇杯全国大会では)ひとつでも多く勝つ。もちろんJリーグのチームと戦うという前提で(選手には)伝えていきますけど、やはりカップ戦なので何が起こるかわからない。今度は僕らが追い求めていく立場になるはずなので、そこで出来るだけ力を発揮して一個でも多く上に上がっていきたいと思います」

永井選手「唯一ね上でチャレンジできる大会なのでひとつでも多く勝って、琉球旋風を起こせるようにしっかり戦っていきたいと思います」

喜納選手「(仕事との両立もあって)毎日練習出来るわけではないのでね、厳しい環境の中にいますけど、それを言い訳にせず、今の自分の力を精一杯出してもっと上までいけるようにやっていかないといけないと思います」

天皇杯には、Jリーグ加盟チームや、47都道府県代表など、プロアマ合わせ全88チームが天皇杯を争い熱戦を展開します。FC琉球は来月3日に徳島ヴォルティス・セカンドと千葉県で初戦を迎えます。