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終戦から5日後、沖縄に初めて住民による行政組織・沖縄諮詢会が設立します
1945年8月、戦闘終結が近づくにつれ、アメリカ軍政府は「戦闘」状態から「駐留」の段階に移ります。
日本の無条件降伏が決定した8月15日、アメリカ軍は各地の捕虜収容所から住民の代表120人余を石川に集め、敗戦を知らせるとともに、沖縄諮詢会発足を命じます。
沖縄戦による沖縄県庁解体後、最初の行政機構です。当時の会議録には「一日も早く各自の家に帰って生活したい」「一層教育上にもご留意」など、住民の切実な思いが記されてます。
戦後沖縄の政治・経済・教育・文化の出発点となった沖縄諮詢会。戦火を逃れた建物は現在も戦後復興の歴史を物語る記憶とともに、ほぼそのままの形で残っています。