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興南高校が歴史に大きな1ページを刻みました。21日に行われた第92回全国高校野球選手権大会の決勝戦で興南は見事優勝、春夏連覇の偉業を達成しました。

決勝戦の相手は神奈川代表の東海大相模。両者無得点で迎えた4回、興南はフォアボールとヒットでランナー2塁3塁のチャンスに伊礼がセンター前にタイムリー。興南が先制します。

ここから興南打線が爆発。大城、国吉、慶田城の三連打で5点目を奪うと、我如古がエラーで出塁、真栄平の長打でこの回一挙に7点を奪います。

5回にも1点を加えた興南は6回、キャプテン我如古の3ランも飛び出し、この回も一挙5点を上げて13対0とします。

東海大相模は7回、沖縄出身の大城健二がヒットで出塁、続く伊地知のタイムリーで1点を返しますが反撃もここまで。9回表、エース島袋、最後は粘る代打・宮崎を渾身のストレートで空振り三振。13対1で東海大相模を下し、県勢初の夏の全国制覇、そして春夏連覇を達成しました。

優勝インタビューで島袋は「選抜優勝してあとから、この夏を目指して自分たちはやってきたので、そういう目標が達成できてよかった」、我如古は「本当に今日の優勝は沖縄県民で勝ち取った優勝だと思ってるので、本当にありがとうございました」と話し、喜びと感謝の気持ちを表していました。

那覇市では号外も配られ、県民は「ありがとうございます、沖縄の歴史を変えてくれました」「良かった、みんな一致してがんばってくれて、ごくろうさまでした」などと喜びに沸いていました。

全国4028校の頂点に立ち、県勢で初めて深紅の大優勝旗を手にした興南。甲子園春夏連覇は史上6校目の偉業です。