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那覇市のガーブ川で、鉄砲水に流され作業員4人が死亡した事故から丸1年となる19日、那覇市議会のメンバーが事故現場を視察し、対策を協議しました。
事故現場を訪れた那覇市議会厚生経済委員会のメンバーらはまず、橋の耐震調査の最中に鉄砲水に流されて死亡した作業員4人に黙祷を捧げました。議員の一人によると現在もガーブ川には鉄砲水の対策は取られておらず、誤って川に落ちた人がつかまるロープやネットもまだ設置されていませんでした。
山城誠司那覇市議は「できれば(川で流された人が)途中で避難するような所を拠点ごとに作ったほうがいいのではないかと思う」と話していました。
またメンバーはこの後沖映通りに移動し、救助の可能性があったにも関わらずふたが開かなかったマンホールの状況を確認し、作業員4人の遺体が見つかったガーブ川下流域で今後の対策について意見を交わしていました。
この事故を巡っては作業員の遺族が那覇市などを相手に損害賠償を求める裁判を起こしています。